夢の学校「 鶴城丘 」
~夢を見つけ、夢を実現できる学校~
愛知県立鶴城丘高等学校 校長 後藤 真吾
本校は、明治42年に「幡豆郡立農蚕学校」として創立され、今年で117年目を迎えた歴史ある伝統校です。昭和23年の学制改革で「県立西尾実業高等学校」となり、農業、工業の専門高校として、地域の産業を支えるリーダーを数多く輩出してきました。平成16年に「県立鶴城丘高等学校」と校名変更し、進学を目指す教育を行う2つの普通系列と農業、工業、商業の教育を行う5つの専門系列を設置する総合学科として大きく生まれ変わり、22年目を迎えています。
総合学科は、普通科と専門学科の両方の特色をもち、数多くの選択科目から自分で選び、「各自の個性を生かした主体的な学習」、「自己の幅広い進路志望を深める学習」を行います。
本校の特長は、「普通系列における一人一人の希望に添った進学指導」と「専門系列における高い専門性」にあります。「普通」「農業」「工業」「商業」の各系列があるのは、愛知県では本校しかありません。普通系列は人文科学、自然科学の2つの系列を持ち、文系・理系の各大学への進学に対応した教育を行い、専門系列は前身の西尾実業高校時代からの施設・設備を引き継ぎ、専門学科の高校に引けを取らない教育を行っています。
このように本校は多くの選択肢に加えて高い専門性があるため、入学してから「夢(やりたいこと)を見つけ、夢(やりたいこと)を実現する」ことが可能で す。
中学生の段階で、自分の進路を決定することは容易なことではありません。
本校では、1年生で産業や職業について考える科目「産業社会と人間」や各系列の授業を体験する科目「総合基礎」を学習し、専門性の高い教員とのキャリア ガイダンスを行い、2年生から学ぶ系列を選択します。
2年生以降は系列ごとの学習となり、目的意識をもって取り組み、少人数教育、キャリア教育、課題研究、地域と連携した取組など充実した教育システムに より、「進学」と「就職」の両方を実現しています。
校訓「至誠勤労、克己礼譲、質実剛健、尊信和合、自治協同」のもと、「かけがいのない命を大切にする生徒、チャレンジ精神をもつ生徒、常に自らを高めようとする生徒を育成する」という教育目標を掲げ、「地域からの信頼と期待をされる高校」を目指し、教職員一同、魅力と特色ある教育活動を展開して社会に有用な人材の育成に取り組んでまいります。
どうぞ鶴城丘高校へあたたかいご支援をお願い申し上げます。
校訓
至誠勤労
至誠:この上なく誠実であること。まごころいっぱいであること。
勤労:自分の務めとして働くこと。
克己礼譲
克己:自分のなまけ心や欲、邪念に打ち勝つこと。
礼譲:相手に対して礼儀を尽くすために自然とへりくだること。
質実剛健
質実:服装や言葉などを飾らず生活態度がまじめであること。
剛健:心身共にたくましく、少しぐらいのことでは弱らない様子。
尊信和合
尊信:尊敬して信じること。
和合:互いの欠点などで指摘し合ったりしないでうまくやっていくこと。
自治協同
自治:自分たちの事を自分たちの責任においてきちんと処理すること。
協同:ふたり以上の人が力を合わせて仕事をすること。
教育目標
・かけがえのない命を大切にする生徒
・チャレンジ精神をもつ生徒
・常に自らを高めようとする生徒を育成する
生徒数
全校生徒 705名(男子373名・女子332名)
通学区域 | 1年 | 2年 | 3年 | 合計 |
西尾市 | 225 | 208 | 195 | 628 |
碧南市 | 9 | 4 | 12 | 25 |
安城市 | 6 | 19 | 6 | 31 |
岡崎市 | 0 | 4 | 10 | 14 |
高浜市 | 0 | 1 | 2 | 3 |
知立市 | 0 | 1 | 0 | 1 |
刈谷市 | 0 | 0 | 2 | 2 |
蒲郡市 | 0 | 1 | 0 | 1 |
総計 | 240 | 238 | 227 | 705 |
沿革
明治42年3月24日 | 愛知県幡豆郡立農蚕学校として創立 |
大正8年4月1日 | 愛知県立蚕糸学校として設立 |
大正9年3月31日 | 郡立農蚕学校を併合 |
昭和16年4月1日 | 農業土木科を設置 |
昭和17年4月1日 | 校名を愛知県立西尾実業学校と変更 |
昭和22年4月1日 | 学制改革により、併設中学校を設置 |
昭和23年4月1日 | 愛知県立西尾実業高等学校となり、新制中学校及び定時制課程農業科を併設 |
昭和24年2月1日 | 吉田分校、一色分校を併設 |
昭和26年4月1日 | 横須賀分校を併置 |
昭和31年4月1日 | 吉田分校、横須賀分校統合により吉良分校となる |
昭和32年4月1日 | 農村家庭科設置 |
昭和35年4月1日 | 農蚕科を繊維科と改称 |
昭和37年4月1日 | 定時制課程農業科募集停止 |
昭和38年4月1日 | 園芸科設置 |
昭和39年4月1日 | 吉良分校が独立して愛知県立吉良高等学校となる 繊維科募集停止、繊維化学科を設置 |
昭和48年4月1日 | 繊維化学科募集停止、工業化学科を設置 |
昭和59年4月1日 | 電子機械科設置 |
平成4年4月1日 | 生活科を生活科学科、工業化学科を化学工業科に改名 |
平成6年4月1日 | 情報システム科を設置 |
平成8年4月1日 | 農業科、園芸科廃止、生物生産科を設置 |
平成13年4月1日 | 生活科学科募集停止 |
平成14年6月11日 | 平成16年度より総合学科新設決定 |
平成16年4月1日 | 愛知県立鶴城丘高等学校と改名し、総合学科の高等学校となる |
校歌
作詞 山崎 敏夫 作曲 伊藤 恒行
花の香高し 鶴城ヶ丘
ああわが世紀
渾身の力をふるい
おこさん 産業日本
ゆく手は遠く われらは若し
みどりまばゆし 三河の広野
ああわが学園
感激の血潮をたぎらせ
きずかん 平和日本
使命は重く われらは正し
ひかりあまねし 八面山に
ああわが郷土
純情の生命をかたむけ
そだてん 文化日本
希望は明く われらは楽し
吹く風清し 矢作の流れ
ああわが国土
進取の意気にもえつつ
建てん 新生日本
視界はひろく われらは勇む